庭の養分量を 自分で 簡易 土壌診断 してみた
こんにちはみどりです。
庭の窒素、リン、カリウムといった養分量を把握するために 土壌診断 簡易キットを使って調べてみました。
というのも、昨年(2021年)に栽培した中玉トマトが生育途中から窒素過多が疑われるような葉の丸まり方をして上手く育たなかったです。もしかして、庭の土壌に窒素が多いのかと不安になったので、ちょっくら調べようと思い立ちました。
「庭の土に窒素が過剰にあるのだとしたら、肥料とかをいれるのが躊躇われるなぁ。でも、肥料はあげた方がいいって本には書いてあるし、迷うな。」
といっても、専門機関で調べてもらうほどでもないかと思うので、簡易キットで使ってみようと思います。
農大式 簡易 土壌診断 キット「 みどりくん 」
土壌診断 の簡易キットとしてネット上で販売されている『農大式 みどりくん』を買いました。
このセットで窒素、りん、カリウムの量が分かるとのことです。
このセットのほかに、精製水をドラックストアで買っておきました。

庭 の 土壌診断
庭の土の採取
まずは、庭の土を付属のシリンジを使って採取します。

土を5ml取って、100mlポリ容器に入れます。

pHと硝酸性窒素の測定
採取した土をもって部屋に移動してから 土壌診断 キット『みどりくん』を使います。
説明書に従って、土が入った容器に精製水を入れてから1分間よく振り交ぜます。

振り終わったらすぐに、「みどりくんN」の試験紙チップを30秒浸します。

余分な水気をティッシュに吸わせたら、色見本にかざして見比べます
「うーんと、pHは6.0から6.5の間くらいかな」
説明書には、「植物の栽培に適するpHは6.0~6.5です」と書かれていたので、庭のpHはちょうどいい感じかな。

続けて硝酸態窒素を読み取ります。
「こちらは、0もしくは5 [kg/10a]より少ないくらいかな。全然窒素が無いみたい。」
説明書には、一般的には5 [kg/10a]程度です。と書かれているから、この状態なら肥料を入れても問題ないかな。

水溶性リン酸と水溶性カリウムの測定
今度は、リンとカリウムを調べます。
「みどりくんPK」の試験紙チップを10秒浸します。

「水溶性りん酸は10~25 [kg/10a]くらいかな」
説明書には、10 [kg/10a]以上を示す場合はリン酸過剰です。と書かれているから、この状態なら肥料を入れないほうがいいのかな。

つぎは水溶性カリウムを調べます
「水溶性カリウムは5 [kg/10a]以下かな。ほとんど無いってことかな。」
説明書には、10 [kg/10a]以上を示す場合はカリウム過剰です。と書かれているから、この状態なら肥料を入れたほうがいいのかな。

庭の土を 簡易 土壌診断 した結果をまとめると、
pH:6.0~6.5で問題ない状態
硝酸態窒素:0もしくは5 [kg/10a]より少ないくらいなので、肥料を入れたほうが良さそう
水溶性リン酸:10~25 [kg/10a]くらいで、リン酸過剰のようなので、肥料は入れないほうが良さそう
水溶性カリウム:5 [kg/10a]以下なので、肥料を入れた方が良さそう。
「うーん、つまり窒素とカリウムは入っているけど、リンは入っていない肥料を入れた方がいいってことかな。」
市販の培養土の測定
庭の 土壌診断 だけでなく、興味本位で市販の培養土(「花と野菜の培養土」)も比較として調べてみました。
まずは、pHと硝酸態窒素
pHは6.0~6.5でした。
硝酸態窒素は5~10 [kg/10a]


続いて、水溶性リン酸と水溶性カリウムを調べました。
水溶性リン酸は5~10 [kg/10a]くらい
水溶性カリウムは5 [kg/10a]くらい


「やはり市販品は理想的な成分量なんだな。この 土壌診断 はわりと正確にできているみたい。」
「やはり、我が家の庭は窒素とカリウムが不足しているのだな。どうしよう。」
窒素とカリウム不足に対する対策方法はもう少し考えてみます。
とりあえず、今回はここまででおわります。読んでくれてありがとう。