北海道 で初心者が ズッキーニ ( 卵型 : ゴールディー )栽培に挑戦1:発根から摘果まで

こんにちはみどりです。札幌で細々とした家庭菜園を楽しんでいます。
今回は、北海道での ズッキーニ 栽培に挑戦した様子1(発根から摘果まで)を紹介します。

以前から ズッキーニ を栽培してみたくて、しかもどうせ育てるなら市販では手に入りずらい珍しい品種を育てたいなと思っていたので、珍しい卵型 ズッキーニ の『 ゴールディー 』の地植えに挑戦しました。

2022.3.27 ズッキーニ の種が到着

まずは、ズッキーニ の種をネットショップで購入しました。
北海道では苗を屋外に定植する時期は5月下旬から6月頃が一般的なので、その時期までに苗を植えることができる状態にしたいので、まだ雪も残っている3月に種を購入しました。

到着した ゴールディー の種はかぼちゃの種みたいのなのが10粒入りでした。
「10粒か、全部発芽するのだろうか。あんまり失敗はできないな。」

まだ3月で寒いので普通に種まきしても発芽しないことが予想されるため、この種は「めんどり育苗」で発根させます。

めんどり育苗:
Youtyubeのカーメン君ガーデンチャンネルで知った方法ですが、種を湿らせたキッチンペーパーでくるんでからチャック付きポリ袋にいれた状態にして、それをポケットに入れて体温で温めて発根させる方法です。
「しばらく、牝鶏になります。コッケーコッコ。」

2022.4.4 ズッキーニ 1号の発根

めんどり育苗をしてから、およそ1週間ほどで種から根っこがでてきました。最初に根を確認したこの子は1号と名づけます。

発芽
1号の発根

孔を開けた卵パックに土をいれた育苗ポットもどきにこの1号を埋めます。

種植え
1号の種植え

2022.4.16 ズッキーニ 1号の発芽

根が出てからおよそ2週間後に、1号が土から顔をあげてきて、種の殻を破ろうとしている子葉が見えました。

発芽
1号の発芽

2022.4.18 追加(2号)の発根

1号と同時進行でもう一つ種をめんどり育苗していました。こちらは2号と呼びます。
2号は1号より根を伸ばしてから土に植えてみようと思ったので、しばらく様子をみていました。
「うわー、ずいぶん根が育ったな。すでに子葉が殻を破ろうとしているし。キッチンペーパーだけでここまで育つんだ。」

発芽
2号の発芽

2号の根は大きいので直接ポットに植えます。

種植え
2号の種植え

2022.4.27 ズッキーニ 1号の本葉

1号に子葉が確認されてから、10日後には淵がギザギザな本葉が1枚育ってきました。
(ちなみに、写真のズッキーニの下に生えているのはマリーゴールドです。スペースの関係上、お隣に植えました。)

本葉
1号の本葉

2022.4.30 2号が駄目になった

ポットで育てていた2号が根本か折れて枯れていました。
原因を調べるためによく観察すると、根本付近に体調1mmくらいのウジ虫が数匹いて、おそらくこれが根本をかじり取ったのではないかと推測しました。
「ショック。順調に育っていたのに。100均の土だから虫が湧いたのかな?そういえば、他の植物も根元から折れていることがよくあったな。」
「次からは、植物が小さいうちは殺菌された種まき用の土を使おう。」

根元からおれている
根元から食いちぎられていた

2022.5.4 ズッキーニ 3号の発根

2号が駄目になったので、追加で種を2つそだてました。
発根した方を3号と呼びます。(もうひとつは根を踏みつ潰したみたいで駄目になった)
「3号も種の殻から子葉がみえるくらい育ててから、ポットに植えてみよう」

2号が根本から食いちぎられたので、3号をポットに植えるときは根元に虫ガードとしてストローを切ったものを巻いてからポットに植えることにします。

発根
3号の発根
種植え
3号の種植え(根本に虫ガードを巻いた状態で)

2022.5.14 3号の本葉

3号も子葉がでてから10日くらいでギザギザな本葉が1枚出てきました。

本葉
3号の本葉

2022.5.23 ズッキーニ 1号の定植

1号は子葉が確認されてから1か月くらい経つと本葉が5枚まで育ったので、そろそろ庭に定植しようと思います。
「だんだん大きくなってきたので卵パックからポットに移植をしたのだけど、さらに大きくなろうとしているみたいで、もうポットではきつそうだから、庭に植えよう。」
(3号の苗はまだ本葉2枚で小さいので、もう少しポットで育てます。)

1号と3号
1号(左)と3号(右)

事前に耕してマルチを張っておいた庭に、ズッキーニの苗を置いてみて位置決めをします。ズッキーニの株間は80cmほどがいいとのことなので、マルチの両端に植えることにします。

位置合わせ
定植の位置合わせ

マルチに穴を開けて植える部分をつくります。
ズッキーニ1号をポットから出して根の状態をチェックすると、ポットに下まで値が張っていていい状態でした。

1号の根張り
1号の根張り具合

穴に1号を植えたら、その周りに支柱を立てて、ビニール袋をかぶせて「風よけ」とします。
北海道では5月はまだ夜が冷え込んだり寒風がふいたりするので、苗を保護するために風よけを設置するのが一般的です。晴れた日の日中はビニールを外して、夕方くらいにまたビニールをかけることをします。

風よけ
風よけの設置

2022.6.4 ズッキーニ 1号に蕾ができた

定植から1週間後くらいに、1号に蕾がついて花が咲きそうです。

花が咲きそう
1号に花が咲きそう

葉っぱの色が黄色っぽくて栄養不足に思われたので、近くに化成肥料を埋めておきました。

追肥
1号に追肥

2022.6.10 ズッキーニ 1号が開花

蕾がついてから1週間くらいで花が咲きました。ズッキーニは雄花と雌花が咲くらしく、花の下にふくらみがないこの花は雄花だそうです。
「黄色の大きな花で綺麗だな。って思っていたら、次の日は花が閉じちゃった。」

1号が開花
1号に雄花が開花

2022.6.15 雄花で料理

最初の花が咲いてから5日後には2番目の雄花が咲きました。
ズッキーニの花は食べられると聞いたので、収穫して料理することにしました。

花ズッキーニはフリットにして食べるのが一般的らしいので、おしべを取り除いた花の中にチーズを詰めて揚げてみました

「なんか、無残だな。花が薄いために、チーズを詰める段階からすでに花が破けたし、揚げてる時も箸にくっ付いて上手くできなかった。でも、見た目は良くないけど、美味しかったよ。」

花ズッキーニのフリット
花ズッキーニのチーズ詰めフリット

2022.6.18 ズッキーニ 1号の摘果

ズッキーニ雄花が咲いてから1週間くらいすると、蕾の下に黄色いふくらみがある蕾が出てきました。どうやらこの蕾が雌花のようです。
はやく咲かせてみたかったのですが、1番初めの花は摘果した方が株の成長にはいいらしいので、名残惜しかったですが、ハサミで切り取りました。

摘果
1号の摘果

今回の記事はここまでにします。
今後の成長と収穫が楽しみです。

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