北海道で初心者が ニンニク 栽培に挑戦
こんにちは。みどりです。北海道札幌市で2022年9月10日に初めての ニンニク 栽培に挑戦しました。その栽培記録を備忘録としてブログにまとめていきます。
冬の庭は雪に覆われて何も作物を育てられないなと思っていたけど、ニンニク なら秋に植えたままで春に収穫できと知って、
庭の有効活用になるなと思ったので、ニンニク 栽培に挑戦してみることにしました。
早速youtube等で情報収集すると、 ニンニク は品種選びが大事ということだったので、
育てる ニンニク は寒さに強い『ホワイト6片』という品種にしました。
2022年9月10日 ニンニク 植え付け ~前半~
さて、ニンニク を植えるにあたって、北海道での ニンニク の植え付け時期が分からないので、
調べたら9月がいいとか、あまり早いと雪の重みで株が痛むから10月がいいとか、あって
迷ったので、植え付けは9月と10月の2回に分けることにしました。
最初に、9月10日に ニンニク 1個7片を植え付けることにしました。
コンプラニオンプランツとしてイチゴが相性がいいと聞いたので、一緒に育てます。
この日の気温は最高気温25.0度、最低気温15.5度でした。
まずは、 ニンニク 1個を分けます。6片という名前でも7片にわかれました。ラッキーかな。

次に、植え付け位置を決めます。畝の上半分をつかって9月に植えます。下半分は10月植え付け用にあけておきます。
配置は、イチゴを中心に ニンニク を置くことにします。
この位置で、畝に埋めていきました。
ちなみに、 ニンニク の薄皮は剥かずにそのまま埋めました。

2022年10月2日 ニンニク
植え付け ~後半~
最初の植え付けから一か月後の10月2日に第2弾として ニンニク 1個6片を植え付けます。
この日の気温は最高気温23.3度、最低気温15.9度でした。
9月に植えた ニンニク は順調に育っていて葉が2~3枚具合です。
第2弾の ニンニク もイチゴを中心に埋めました。

ニンニク 生育の様子 2022年10月30日
11月間際での植え付けから約2か月と1か月経過した状況です。
9月に植えた ニンニク は葉が5~6枚になってきました。10月に植えた ニンニク は芽が出てきたところです。
第2弾の ニンニク は生育が遅いようです。
一緒に植えたイチゴはロゼッタ状になり、冬を耐える姿勢になっています。
この日の気温は最高気温14.5度、最低気温7.7.度です。

冬超しスタート 2022年12月4日
12月になり、雪が積もった ニンニク 畝の様子です。まだすこし葉が見えますが、これから雪の下になっていきます。
雪が積もった場合に植えた位置が分かる様に長さ1mの支柱を立てて目印にしておきます。

春目前の除雪 2023年3月11日
やっと冬が落ち着いてきた3月になりました。
今年は早く冬がおわりそうで、まだ3月の初旬だけど雪が解け始めてきました。
ニンニク が成長を再開するのを速めるために畝の上の雪をよけておきます。

雪解け後の ニンニク 2023年3月18日
3月の中旬になって、畝の上の雪が解けて ニンニク が観察できるようになりました。
さて、ニンニク の様子はというと、
うん、ペッシャンコです。 ニンニク もイチゴも。

9月に植えた ニンニク は葉は緑色を保っていますが、グニョグニョしているように見えます。
大丈夫かな?このまま枯れてしまうのではないかと心配です。

追肥 2023年3月21日
それから3日後には、葉がピンと伸びていました。
すごい生命力だな。これだと大丈夫そう。
この日の気温は最高気温16.9度、最低気温3.2度です。

そういえば、 ニンニク は一般的には11月と2月に追肥をすると教本に書いてましたが、やり忘れていました。
というか、雪で埋まっていました。
まぁ、本州で育てるよりは生育が遅いようなので、3月に追肥することにします。
とりあえず、 ニンニク 用の肥料は持っていなかったので、トマトの肥料で代用します。
一つまみ位を握って、畝の上からばらまきました。

2023年4月11日
雪解けから、1か月ほど経過してた4月の様子です。
9月に植えた ニンニク と10月に植えた ニンニク では株の大きさが倍くらい違う感じですが、両方ともいい感じに成長してきました。
この日の気温は最高気温17.5度、最低気温8.1度です。

さび病発見 2023年4月29日
4月の下旬に、葉の異常を発見しました。
葉にオレンジ色の出来物のような斑点がありました。
調べると、カビが原因の『さび病』であると思います。
感染性のため放置すると畝全体に蔓延してすべての株を枯らすことになるそうです。
治療薬はないそうなので、見つけたら葉をカットしてゴミ箱に捨てることが推奨されています。
怖いので、斑点ができた葉っぱをカットしました。
これからは、毎日チェックして、斑点をみつけたら早めに対処しようと思います。
ちなみに、この日の気温は最高気温18.1度、最低気温9.4度でした。
さび病の原因のカビは24℃以上の温度では活動が鈍るらしいので、それまで注意します。
ただ、札幌で最低気温が24℃以上になるのは7月か8月にあるかないかくらいなので、結局ニンニクを収穫するまで注意することになりそうです。

さび病を発症する葉っぱが増えてきました。
これ以上の葉をカットしたら、生育が悪くなりそうだと思ったので、
まだ症状が軽そうな葉っぱには応急処置を施すことにしました。
さび病の原因であるカビはアルカリ性と空気がない状態に弱いはずなので、
カルシウムペーストをつくって塗ることにしました。
海苔の乾燥剤である生石灰を水に溶かした水酸化カルシウム溶液のpHは12くらいになるので、
これをさび病の斑点のうえから塗って、空気を遮断しようと思います。
うまくほかの葉の発症を抑えられたらいいな。

2023年6月3日 茎から何かがでてきた
さび病の発生を抑えられないまま、栽培を続けていましたが、茎に異物を発見しました。
茎から何かが飛び出ようとしています。
エイリアンみたいで不気味にみえるけど、大丈夫なのだろうか?
でも、無理にとったら ニンニク が倒れそうにみえるしな。どうしよう?
そこで、調べたら、この現象は『不完全抽苔』といい、 ニンニク の芽がまっすぐに育たずに、茎からでてくる現象らしいということが分かった。ホワイト6片種に多いみたい。
とりあえず、放置しても大丈夫らしい。よかった。

正常に育っている他の株では ニンニク の芽は上からヒョロっと出てきていた。

2023年6月25日
時期的にそろそろ収穫できるのではとおもったので、試しに一つ掘り起こしてみることにした。
あの不完全抽苔をおこしていた株を掘り上げてみよう。
意外とちゃんと ニンニク の球ができてる。無事に生育できていたみたいでよかった。
この株が大丈夫ということは、他の株もおそらく大丈夫だろうと思う。

収穫 2023年7月8日
すべての株の葉っぱが全体で気に黄色くなってきたので、収穫しようと思います。

掘り起こしてみると、すべての株でちゃんと ニンニク の球ができていた。
ただ、9月に植えた株の方が10月に植えたものより球が大きい傾向があるな。

収穫した ニンニク を水で洗うと、ちゃんとスーパーで買うような ニンニク がgetできた。やったね。

感想
他に栽培できない冬のあいだに、ほぼほったらかしででもちゃんと収穫できたので ニンニク はいい作物でした。
ただ、5月前からさび病がでてきて生育が悪くなるので、それまでにどこまで大きくできるかが重要だな。
そのためには、秋口に早めに植えた方がいいし、春先に早めに雪をよけて、日の光にあてたほうがいいかと思いました。
他に、コンプラニオンプランツとしてイチゴを一緒に植えたけど、そのあと調べるとイチゴにとってはメリットがあるけど、ニンニクにとっては特にメリットがなさそうだった。それなら、植えないでその分ニンニクを多く植えたらよかったと思った。
おしまい。読んでくれてありがとう。