北海道 で初心者が きゅうり ( できすぎなるなる )のふくろ栽培に挑戦:発芽から撤収まで

こんにちはみどりです。北海道札幌市で2022年春から きゅうり の栽培を始めました。その栽培記録を備忘録としてブログにまとめました。

きゅうり の苗作り

2022.3.27 種の購入

カーメン君ガーデンチャンネルでナント種苗(株)の「できすぎなるなる」という きゅうり の品種を紹介されていたので、栽培してみたくて3月末に種をネットショッピングでを購入しました。

品種「できすぎなるなる」

この品種は雌花がたくさんできるために、きゅうり が多く収穫できるとのことです。

はじめて知ったのですが、きゅうり はおおまかに「節なり性」と「飛び節なり性」に分類出来るそうです。
一般的な きゅうり は「飛び節なり性」で飛び飛びの節に花ができるため、長期間収穫できる反面、整枝が重要になりますが、
この「できすぎなるなる」は「節なり性」に分類されるように、各節に花ができるために、整枝をせずとも短期間で多く実がとれるそうです。
きゅうり 栽培初心者なことと、北海道では6~9月までしか気温が適しないため栽培期間が短いこともあって、この「節なり性」の品種を栽培してみようと思います。

2022.4.3 きゅうり が発根

6月に苗を定植するために、きゅうり の種を発芽させて苗をつくります。

3~4月はまだ寒いので、普通に種をまいても発芽しないと思うので、「めんどり育苗」で発芽させることにします。
まずは、種を濡らしたキッチンペーパーにくるんでからポリ袋にいれた状態にして、ポケットに入れて肌身離さず持ち歩きます。
その状態で3日くらいで種から根っこが出てきました。このたねをピンセットでつまんで、卵パックにつめた種まき用の土に埋めます。

きゅうり の種と根っこ

2022.4.9 きゅうり の発芽

根っこがでて土に埋めてから、6日後には子葉がでてきました。この状態で玄関フードに置いておきます。

きゅうり の子葉

2022.5.9 きゅうり の本葉

子葉がでてきてから1か月後には本葉が生えてきました。

きゅうり の本葉

ふくろ栽培に植え付け2022.6.4

6月に入って、気温が暖かくなってきたので育てた きゅうり の苗を定植します。
窓際で育てて、夏の日差しを遮るグリーンカーテンにしたいので培養土の袋に植え付ける「ふくろ栽培」に挑戦します。
まずは、袋の加工をおこないます。
培養土の袋の上端と下端を折り畳んで寸胴型になるように養生テープで留めます。

ふくろ栽培

養生テープで留めた側を地面に置いて、反対側の寸胴を切りさいて横長に袋を使います。
そこに本葉3枚まで育った きゅうり の苗を植え付けます。
ちなみに、買った培養土の水はけが悪そうな感じだったので鹿沼土を少しまぜて排水性を上げておきます。

きゅうり の定植

きゅうり を定植した袋を窓際のすのこの上に設置します。
グリーンカーテンにするには「節なり性」だと窓前面を覆うほど育ってくれなさそうだと思ったので、2株の きゅうり の間にネットショップがおまけにつけてくれたアサガオをプランターにいれて置いておきます。

きゅうりとアサガオを窓際に設置

2022.6.18 摘花

植え付けてから14日後に初めての きゅうり の雌花ができました。
株の成長のためには最初の雌花は切り落としたほうがいいそうなので、切り落とします。

一番花の摘花

2022.7.1 開花

植え付けてから1か月後に2番花が付きました。しかも2つ!さすがはできすぎなるなるだ。

きゅうり は受粉をどう行うのだろうと調べてみたら、受粉しなくても実はおおきくるそうです。
逆に受粉させてしまうと、成長した種のせいで食べたときに食感がわるくなるとのこと。

2番花がふたつ

2022.7.14 きゅうり の初収穫

2番花ができてから13日後、きゅうり の実が大きくなってきたでの収穫します。
ちなみに、2つ咲いた花のうち一つは実が大きくならなかったです。

きゅうり の初収穫

はじめて収穫した きゅうり は曲がった実で、長さはおよそ15~17cmくらいでした。
生で食べてみると味は市販の きゅうり と遜色なく美味しかったです。

きゅうり の初収穫

2022.7.19

初収穫から5日後には2本の きゅうり が収穫できました。今度は真っ直ぐで長さ18cmのいい状態の きゅうり でした。
ちなみに、「できすぎなるなる」の実はミディサイズで15~18cmが適正サイズとのこと。

真っ直ぐなきゅうりの収穫

2022.7.30旅行前

その後、順調に栽培を続けていましたが、袋栽培の問題に気づきました。
8月頭から3泊4日の旅行に行く予定ですが、その間の水やりをどうしよう。
露地栽培なら多少の期間水やりしなくても大丈夫そうだけど、袋栽培はあっという間に水切れを起こしそうだな。

とりあえず、土の表面からの蒸発を防ぐために、水を含ませた水苔を乗せることにします。そのほかに、水を入れた500mlペットボトルを土に挿して自動給水させることにしました。

乾燥対策の水苔

定植後2か月経過して、ツタが窓の上くらいまで伸びたせいか毎日水やりが必要だったから、旅行中に水やりできないのが不安だな。

旅行前の様子

2022.8.7旅行後

旅行から帰ってきました。旅行は楽しかったです。が、きゅうりが枯れかかっていました。
水が切れたせいか、葉っぱが萎びていました。
とりあえず、すぐに水をあげて様子見をします。

旅行後の様子

水をあげて次の日は多少萎びた状態は回復しましたが、元気がない状態が続きました。

とりあえず、その後も9月まで栽培を続けて、最終的には2株で27個の きゅうり の実を収穫できました。
パッケージには1株69本収穫できると書いてあったけど、そこまでは取れなかったな。私の育て方が下手だったかな。

2022.9.4 きゅうり の撤収

9月にはいって、もう実が収穫できそうにないので、きゅうり を撤収します。

葉や茎を切り落とした後、袋を開けて根っこの様子を観察してみました。
土の隅々まで細かい根っこが張り巡らされていました。

3か月ふくろ栽培した きゅうり の根っこ

土を落とした状態を観察すると多くの根が成長していることが確認できました。短く細かい根っこの他に、長く太い根っこもできていました。
ふくろ栽培じゃなければ、もっと根っこが発達したかもって思います。

きゅうり の根っこ

きゅうり 栽培のまとめ

きゅうり の栽培記録をまとめると、
4/3   発根
4/9  発芽
5/9 本葉
6/4 定植
6/18  雌花の摘果
7/1   開花
7/14  初収穫
7/19 2本収穫(累計3個)
7/20 3本収穫(累計6個)
7/21  2本収穫(累計8個)  
7/25 1本収穫(累計9個)
7/28  2本収穫(累計11個)
7/30 1本収穫(累計12個)
8/1   1本収穫(累計13個)
8/3   1本収穫(累計14個)
8/4   1本収穫(累計15個)
8/7 4本収穫(累計19個)
8/11 1本収穫(累計20個)
8/13 1本収穫(累計21個)
8/19 2本収穫(累計23個)
8/22 1本収穫(累計24個)
9/1 1本収穫(累計25個)
9/2 1本収穫(累計26個)
9/4 1本収穫(累計27個)、撤収

2022年の きゅうり のふくろ栽培の様子でした。おしまい。最後まで読んでくれてありがとう

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