北海道で初心者が トウモロコシ 栽培に挑戦

こんにちは、みどりです。2024年春から北海道札幌市の自宅の庭で初めて トウモロコシ (ゴールドラッシュ90)の栽培に挑戦しました。その栽培の様子を備忘録としてブログにまとめました。読んでくれた方の参考になれば幸いです。

4月 苗と土作り

 北海道はまだまだ寒くて、6月にならないと種を畑に直接まいても発芽しないだろうけど、それだと栽培期間が短くなってしまいます。

 だから4月のうちから苗を作っておいて、畑の地温が15℃を超えてから定植する予定です。
そのために、4月に トウモロコシ の苗作りを開始しました。


寒さに比較的強い「ゴールドラッシュ90」を買ってきました。

種を濡らしたキッチンペーパーにくるんでからビニール袋にいれます。これを懐にいれて持ち歩きながら温めることで芽だしをします。

4月14日 ゴールドラッシュ90の栽培開始

 4月17日に芽がでたので、これを種まき用土を詰めたトイレットペーパーの芯に埋めます。そして、玄関フードにおいて発芽を待ちます。
 トウモロコシ は直根性のため、定植のときに根が傷めないようにするために、ポットから移さなくてすむトイレットペーパーの芯で育てます。定植のときにはそのまま畝に埋める計画です。

4月17日 芽だし

土に植えてから10日後には葉っぱが出てきました。 トウモロコシ はまさに単子葉類って感じの葉っぱです。

4月27日 葉がでた

苗を作っている間に、庭に畝を3つ作りました。畝ごとに肥料「マイベジタブルガーデン」を約190gづつ元肥として混ぜ込んで、地温上昇のために透明マルチシートを貼っておきます。この時の気温は18.8℃でしたが、地温はまだ14℃でした。

4月27日 畝つくりとマルチシート張り

5月 トウモロコシ の定植

5月上旬に苗の葉が3枚に、根もトイレットペーパーの下から出るくらいまで育ちました。
地温も15℃になったので、準備してあった畝に定植します。

5月11日 苗の様子

一つの畝に3本、3畝で合計9本の トウモロコシ の苗を植えました。

5月11日 定植

トウモロコシ の近くにマメ科植物を植えると、両方がよく育つそうなので、マメ科である「つるなしいんげん」の苗を作ります。

5月18日 つるなしいんげんの苗作り

6月 トウモロコシ への追肥

定植から約20日後の6月上旬には トウモロコシ の葉が5枚以上になったので、株のそばに肥料を植えこみました。

6月1日 トウモロコシへの追肥

ついでに、つるなしいんげんの苗が育ったので、トウモロコシの株の間に植えました。一畝に2株づつの合計6株植えました。

6月1日 つるなしいんげんの定植

7月 出穂と受粉

定植から約50日後の6月下旬には トウモロコシ の先端に穂ができてきました。これが雄穂で、このあとに株の下の節に雌穂(いわゆるトウモロコシのひげ)ができるらしい。

6月30日 出穂

葉っぱの間に何かの虫の幼虫がいた。もしかして、 トウモロコシ を食い荒らすというアワノメイガの幼虫か?もちろん除去しました。
栽培本では穂が出てきたら、その穂に引き寄せられて虫がつくようになると書かれていたので、この日以降は株に虫がついていないかを毎日チェックしました。

7月8日 なにかの幼虫

先端の穂(雄穂)がでてきてから約10後に、節の間から小っちゃい トウモロコシ ができてきて、その先端にひげが出てきました。
これが雌穂であり、このひげに上にある雄穂からの花粉が落ちてきて受粉すると、 トウモロコシ の実が大きくなって食べられるようになるらしい。

7月11日 トウモロコシの雌穂

雄穂からでる花粉を黒い箱に集めて、それを筆で雌穂にくっ付けることで人口受粉させました。
風が吹けば自然と受粉するらしいけど、あのひげ1本1本が トウモロコシ の実一つ一つになるので、全部のひげに花粉がつかないと歯抜けの トウモロコシ の実に育つそうだから、確実に受粉させるために、人口受粉しました。
それに、雌穂と同じ株の花粉だと受粉確率が下がると聞いたので、9株の花粉を混ぜることで確実に受粉させたかったです。

7月13日 人口受粉

花粉を出し終わった雄穂は切り取りました。この雄穂にアワノメイガが引き寄せられるので、用が済んだら除去したほうがいいそうです。

7月15日 雄穂の除去

そして、カラス除けのために100円ショップで買った釣り糸を株の周りに2本張り巡らせました。 トウモロコシ の実ができたらカラスが盗んでいくそうなので、それを防ぐ効果があるそうです。

7月15日 カラス除けの対策

毎日の虫チェックが面倒だし、少しでも安心したいために虫よけに効果がある(?)といわれるオニヤンマの模型を中央の株に1個吊り下げておきました。効果がわからないので、お守りです。

オニヤンマの模型

8月 収穫

人口受粉から約20日後、 トウモロコシ のひげが茶色く乾燥してきて、 トウモロコシ の実が膨れているのが先端から見えたので、収穫することにしました。5月の定植から約3か月の頑張りの成果です。

8月3日 収穫

収穫した トウモロコシ を茹でます。
フライパンに薄皮一枚残した状態にした トウモロコシ をいれて、水をかぶるくらいまでいれます。火をつけて沸騰させ、沸騰したら塩を大さじ2杯いれて3分茹でます。
茹で上がったら取り出して、すぐにラップで包んでから冷めるまで待ちます。
冷めてから食べたら、すごく甘くておいしかったです。スーパーで買う トウモロコシ より甘い気がします。

収穫した トウモロコシ のをゆでる

1番果を美味しくいただいていて油断したのですが、成熟を待っていた2番果が盗まれました。犯人はカラスです。
2番果は張り巡らしていた釣り糸より下の位置にあったので、抵抗なくもぎ取っていきました。やっぱり、狙っていたのですね。おいしそうに食べていました。

トウモロコシ 泥棒

収穫する実もなくなったので、栽培を終えます。
葉や茎は細かく切って、庭に植えこみました。トウモロコシ はいい堆肥になるそうです。
せっかくなので根を掘り出して状態を見てみます。
地表付近は太い根が見えていたから、それが地中まで続いていると思っていたけど、地中の根は細いのがたくさん出ていたんですね。

8月18日撤去 トウモロコシ の根

トウモロコシ 栽培の感想

5月上旬に9株の苗を植えて、8月に撤収するまでに8個の実が収穫できました。収穫した トウモロコシ は受粉がうまくいてできて歯抜けにもならず、味は甘くておいしかったので、そこそこ上手く トウモロコシ 栽培ができたと思います。
家の目の前で トウモロコシ が生って、収穫できたのは楽しかったです。

おしまい。最後まで読んでくれてありがとう。

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