北海道で初心者が イチゴ栽培 に挑戦 その3: 冬越し
こんにちはみどりです。北海道札幌市で2021年9月18日にイチゴ栽培(宝幸早生)を始めました。その栽培記録を備忘録としてブログにまとめてて、今回はその3回目です。雪が積もる札幌においてイチゴが無事に 冬越し できるかチャレンジしました。
ちなみに、記録その1は以下の記事です。栽培初めから経過を知りたい方はどうぞ。
北海道で初心者が イチゴ栽培 に挑戦 その1
冬越し 初日:11月28日
そろそろ雪が積もりそうな時期なので、イチゴの越冬を3パターンで行ってみようと思います
- プランターのまま玄関フード内で育成
- プランターごと庭に埋めて越冬
- 地植えで越冬
書籍とかではプランターで室内管理する方法を促成栽培っていうんだってね。レッツチャレンジ。
一方で屋外で育てるなら、雪の下なら気温が氷点下を下回らないし適度な水分も補給されるから、野ざらしにするよりいいしい。
ちなみに、「玄関フード」とは、家の扉の外をガラス張りで覆った空間のことで、見た目は温室のようなかんじです。温室といっても冬はやっぱり寒くなります。この玄関フードがないと吹雪になったときに扉の前に雪が積もって、扉が開かなくなるので北海道の家には標準装備です。
プランターのまま玄関フード内で育成
自作スリット鉢に植えたイチゴ株はそのまま、玄関フードで育てることします。
昼間は玄関フードに置いて光を浴びさせて、夜間は玄関内に取り込んで凍結させないように育てます。

プランターごと庭に埋めて越冬
もう一つのイチゴ株はプランターごと庭に埋めて雪の下で越冬させることにします。
冬の間の灯油の給油の際に誤って踏まない様に、庭の中央付近の紫陽花の傍に植えることにしました。

庭に穴を掘ってそのままinしました。
このあとは雪が積もり、溶けるまで放置です。

地植えで越冬
ランナーでできた小苗は10月9日に庭に露地植えしたので、そのまま越冬させます。
株がまだ小さいから無事に越冬できるといいな

冬越し 21日目:12月18日
そろそろ雪が積もってきました。このころのイチゴの様子を観察します。
プランターのまま玄関フード内で育成
古い葉っぱが赤くなってきて、すべての葉っぱが地に伏せるようになりました。
これがいわゆる「ロゼッタ状」という状態みたいだね。

プランターごと庭に埋めて越冬
庭に埋めたプランターは完全に雪で見えなくありました。目印に支柱を立てて置きます。

冬越し 39日目:1月5日
プランターのまま玄関フード内で育成
日中でも最高気温が氷点下を下回る日が続くようになったので、保温のためにプランターを段ボールの中にいれました。隙間には新聞紙を詰めておきます。

冬越し 60日目:1月26日
プランターのまま玄関フード内で育成
毎日見ていたら、それまで地に付していた葉っぱがなんとなく起き上がったように感じました。
休眠から起きたのか?

イチゴは寒い環境になると休眠する植物みたい。
調べると、宝幸早生は5℃以下の時間が500時間に達するまでは起きない(自然休眠)で、その後に環境が良くなるまで寝ている(強制休眠)らしい。
なので気温を記録してみました。
最初に5℃以下の気温になったのが10月15日で、積算500時間に達したのが12月6日でした。
そこから1か月たった1月26日に休眠から目が覚めたようです。
(ちなみにこの日は最高気温2.2度、最低気温-3.5度、終日曇りでした)

プランターごと庭に埋めて越冬
雪が積もって目印の支柱も埋もれてしまいました。
傍の紫陽花の冬囲いを目印にします。
今年は雪が多くてイチゴの上にどーんと乗っかっているけど重さでつぶれているのではないかな

冬越し 105日目:3月12日
プランターのまま玄関フード内で育成
休眠から起きたと思っていましたが、新しい葉っぱが生えてきたのは3月に入ってからでした。

冬越し 114日目:3月21日
プランターのまま玄関フード内で育成
葉っぱが育ったら、次はワサワサしたかまりで生えてきました。おそらくこれが花芽だと思います。

プランターごと庭に埋めて越冬
庭のほうは雪が解けてきました。まだ目印の支柱さえ埋もれたままです。

冬越し 119日目:3月26日
プランターのまま玄関フード内で育成
クラウンの傍に別個体ができていました。おそらくこれが脇芽だと思います。
甘いイチゴにするには脇芽は取り除いたほうがいいそうなので、除去します。

脇芽を下に押し付けたら簡単に取れました。

冬越し 126日目:4月2日
プランターのまま玄関フード内で育成
花芽が成長してきて、蕾の形が見えてきました。
おいしいイチゴにな~れ。

プランターごと庭に埋めて越冬
庭の雪はあと少しで溶けそうです。

地植えで越冬
露地植えにした苗の場所は先に雪がとけていて、株がみえました。
うわー、めっちゃ潰れてる。大丈夫だろうか。

冬越し 130日目:4月6日
プランターごと庭に埋めて越冬
やっと雪がとけて、庭に植えたプランターが姿をあらわしました。

やっとでてきたイチゴを見に行ったら、
うわっ、めっちゃ水没してるわ!完全に雪が解けきる前に掘り出して、雪を取り除いていたらよかったのかな。
とりあえず、慌ててプランターを掘り上げてから、水を捨てて乾かすことにしました。

冬越し 133日目:4月9日
プランターのまま玄関フード内で育成
順調に生育して、葉っぱは大きく、花芽もプランターから飛び出しそうな勢いで伸びています。

プランターごと庭に埋めて越冬
水没したイチゴも、葉っぱが起き上がりました。無事に越冬できたようです。

露地植えで越冬
ランナーからとった小苗のほうはつぶれたままです。
大丈夫かな?でも枯れていないから、まだ生きているのかも。

なにはともあれ、イチゴちゃんたちは無事に越冬できたようです。これから実がなるのが楽しみです。
おしまい。最後まで読んでくれてありがとう。